::: きれいのたね diary :::

オーガニックサロン「きれいのたね」です

「田舎」の記憶


私が生まれてから高校生まで過ごしたのが三重県伊勢市
そして母が生まれ育ったのが、市内から車で
3、40分程の、度会郡玉城町という町です。
日本で最もきれいな川としてよく名があげられる「宮川」が
側に流れ、真っ青な大空、大きな山々に囲まれ、
広い田んぼや畑、牛舎があるような、正真正銘の「田舎」で、
私たち3姉妹はそこを地名ではなく「田舎」と呼んでいました(笑)


「田舎」には、おじいちゃん、おばあちゃんの他、
母の兄家族、弟家族など沢山の親戚も住んでいたこともあり、
母に連れられてよく遊びに行きました。


おじいちゃんとおばあちゃんはものすごくやさしくて、
いつもおやつやごはんを食べきれないほど出してくれたり
いろいろなところに遊びに連れていってくれました。
おじいちゃんは私が小学生になりたての頃亡くなりましたが、
田んぼの前で一緒に凧揚げをしたこと、
その時のやさしい笑顔を今でも鮮明に憶えています。


空気がおいしくて、自然がたくさんあって
人もやさしくておだやか。
な〜んの気もつかわず、心の底からくつろげる・・・
私にとって、「田舎」は、そんな存在でした。
ですが、それが特別のことでも、
有り難いこととも思っていませんでした。


大学を卒業して上京・就職してから、よく言われた言葉。
「田舎があるっていいね」
はじめはピンときませんでしたが、
よく考えてみると、都会で生まれ育った人は
田舎を知らないのだということに気づき驚きました。
そしてその後、年に数回しか帰省できなくなってはじめて、
田舎の素晴らしさに気づきました。


都会で生まれ育った子供たちは、
田舎に行っても、「懐かしさ」は感じないかもしれませんが、
太陽の下で肌で自然に触れ、虫を追いかけたり、野菜を採ったり、
地元の人たちと触れ合ったり、真っ暗な夜空に輝く星を眺めたりする体験が、
その後の記憶やものの考え方に良い影響があるように思います。


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たくさんの笑顔と
忘れられないような素晴らしい思い出を創ってください。



posted by nana