::: きれいのたね diary :::

オーガニックサロン「きれいのたね」です

福島県飯舘村 菅野村長のお話を聞く会


昨年迄「農家に泊まろう!!」の企画でお世話になり
放射能汚染による全村民避難となってしまいました
福島県飯舘村の菅野村長のお話を聞く会に行きました。


飯舘村の方々には暖かい援助の精神をいただき本当にお世話になり
飯舘村の行政や村民の方々との取り組みの中で
までいライフ(スローライフ)や地域の繋がり(ローカリゼーション)は
きれいのたねの活動をする上でもとても大切な考えになっています。


飯舘村の方々には何かお役に立てたらと考えながらも
あまりの状況に、お声をかけるタイミングさえわからず
申し訳ないという気持ちだけが増してゆくばかりでした。


実際の現状を村長からも、
避難された村民の方々から、これからどうしたいのかなど
どのお話も涙なしで聞いていられませんでした。
しかしどの方のお話も、これからの未来の飯舘村を考えた
前向きな話でした。


飯舘村ラオスなどアジアの国に学校を建てるための
寄付をしたり、どこの自治体もしないような社会貢献もしています。
今年の夏には、村の小学生達が環境大国ドイツに視察に行き
やがてその子達が大きくなったとき飯舘村の環境について
何かの役に立てばと、この状況の中で凄いことだと感じました。


人の繋がりを大切にする村長は
村民の避難先を1時間以内の所を希望し避難しています。
その結果、多くの子どもたちが同じ小学校に通っているそうです。
家族や人の繋がりを引き裂くことを避けたのです。


そして、村民の方々の心の闇を考えると避難は
長くても1〜2年と話していました。
実際に農業用地を含め様々な除染方法が試されてもいます。


私たちが何を出来るかは
医師の方の話では、医師の僕でも結局出来ることは
話を聞いてあげることが一番とのことでした。
話を聞くだけなら誰もが出来るかもしれません。


私も飯舘村村民の方々のための活動を小さなことから
出来ることをはじめて行きます。


「いい国をつくろう なんどでも」
と、昔のコピーを引用し菅野村長が話す姿を見ていたら
近い将来、思った以上に早く安全になり
戻れるのではないかと思いました。


飯舘村の子どもたちが未来を感じ未来について語れるように





会場近くの首相官邸前はとても静かな穏やかな午後でした。
いい国になりますことを願っております。


posted by Sin きれいのたね